2008年8月4日月曜日

iphone騒ぎに思うこと

とある、製品に関する口コミ大手サイトを閲覧していて、思うこと。

製品に対する弱点なり動作不良なところを指摘すると、皆が一体となって指摘者に対し非難や中傷を書き込むという状況。

これって、おかしいですよね??

別に開発者でも無いのに、過剰な弁護と利便性をひたすら解くなんて。

多分見ている大半の人がそう感じると思います。

そして誰もがあまり指摘していない点があるのに気がつきます。

iphoneは、日本の携帯市場、始めてMac OSXに対応したという事です。

大抵のメーカーは、Windowsのみサポートするだけでした。それによって開発コストを抑えてきたのでしょうが、大半のMac OSXを使用している者にとって大きな不愉快であったと思います。その大きな不愉快に比べてみれば、ちょっとした不都合など大したことが無いでしょう??今までの携帯で出来たことが出来なくとも、それらの機能は本質的に必要な物でもないし。

なので、全国のMac OSXユーザーはiphoneが本当に待ち遠しかったのではないでしょうか。批判者を誹謗中傷するような擁護者さんには上のような事をあからさまに主張しても問題ないと思いますよ。本当の事だし、Macユーザーではない僕でもそう思いますもん。そうすれば批判者も納得するでしょうから。ただ無意味な中傷はいけませんね。

UIなどよりも、Mac OSXの優位性が示せる唯一の携帯という点が非常に斬新なのです!

さらに、通常の携帯と異なり、Mac OSX上にて、個人的なアプリケーションの開発なども容易(Winはむり)で自由度が非常に高い。ipod市場の拡大と成熟によって、様々な多様なコンテンツを手軽に利用できる点も素晴らしい。通常のスマートフォーンやPDAと違って、通常のMac OSXとほぼ同じようなブラウジングが可能である点などは非常に画期的です。

一方で、従来の携帯ユーザーが移行するのには抵抗があるような仕様が、結構多いのも事実。

しかし、ワンセグ(僕の携帯はついているけどみるきしねぇ)Felica(僕の携帯はついているけど信用出来ないし、使うきしねぇ。人の財布を他人に覗かれているようなもんでしょ)絵文字(こいつは結構使うかなぁ。)などが全く無いし、メールを送る際にも文字コードに気をつける必要がある点は、販売する人も気をつけて忠告しないといけない点でしょうね。日本語変換が実際は重いとか。これは改善策があるようですね。

書き込みの中には、そのような欠点は、
「買う人間は常識として知っておくべき(あるいはネットで情報収集すべき)」
とおっしゃっている方もいました。

でもね、通常の製品ではありえないですよ、コレ。
これは絶対におかしいし、そんな発言自体信じられない!
常識として、製品の特性は販売側が告知すべきでしょ?

パンフにも乗ってない、販売者も説明してくれない。
誰もがインターネットをして、下調べして買うという訳ではないんですよ。
むしろインターネットを用いている人口としていない人口を調べたら、すぐにわかりますよね。
携帯でインターネットが出来ても、使いまくる人っていないでしょうに。

もし、ソニーとか東芝がそういうような製品をiphoneと同じようなキャンペーン展開で
販売したら、ものすごく叩かれると思いますよ。

だから、何も知らないけど、新しい物が大好きなおじさん(僕みたいなん)が、衝動買いするとひどい目にある機械であることに間違い無いのですよ。自分にあうかどうかを調べないといけませんよーーーー。iphoneにそまってしまえば、問題ないですけどね。

なぜ擁護者が批判者を中傷し、批判を打ち消そうとするのか、なぜ、擁護者は、既知の不具合は後にきっとアップデートされるだろうといい、不具合を十分に検証し出荷しないメーカーの態度をせめないのか。

なぜなら、他のメーカーが対応を無視してきたMac OS Xに完全に対応しているから。Mac OS Xを持っていれば問題なく動作し、itunesを日常的に使っていれば何も予備知識も無く使えるから。

Mac OS Xユーザーは詳細なマニュアルなどなしに簡単につかいこなせるでしょうね。

では、もし日本のメーカーがiphoneと同じような状況の機器を売り出したらどうなるのか?

itunes7.7は初期のバージョンだとiphoneやipod touchをWindowsに接続しようとすると致命的なエラーを引き起こしていましたね。日本のメーカーだと真っ先に叩かれますね。ふざけるなとか、十分検証しろよとか、最悪製品のレッテルを張られてしまいます。日本語変換や絵文字なども叩かれる要因になりますね。

基本的にipod touchやiphoneでもそうであったように、AppleはWindowsに対し十分に動作検証せずに出荷してきました。itunes7.6の時もそうでした。

僕は物事を斜に構えて見る方ではないのですが、これはAppleの戦略だと思います。

これによって、Mac OS Xのユーザーに優越感を与えることが出きるからです。例えば、初期のipod touchのユーザーでWindowsでの被害にあったときに真っ先に頼ったのは近くにいるMac OS Xを所有しているユーザーだったんですね。その次にAppleストアかな。そうすることによって、Windows XPユーザーはMac OSXを直に目にし、購買意欲を高めてくれるかもしれないからです。

ま、トラブルは最初だけで、しばらくすればWindowsでも使えるようにアップデートしてくれるので問題はないです。WindowsユーザーはAppleの初物に関して期間をおいて購入される事をおすすめしたいですね。あるいはMacに乗り換えてしまっても良いでしょうね。

iphoneは日本の市場に出ている携帯で、一番対応しているOSの種類が多い携帯である事は間違い無いのです。WindowsXPとVISTA、MacOSXの三種類に対応しているのですから!!

これをきっかけにメーカーもWinだけじゃなくて、Macも対応するようになればよいのに・・


僕はOSに対する愛着はあんまりないのです。
Windows XPでも、
Windows VISTAでも、
Linux OSでも、
Mac OS Xでも、
使えるのならなんでも良いです。

昔と違って、基本的な事(特別なアプリは別だよ)はどのOSでも可能ですから。

Linuxだけは特別です。これに関しては対応している機器の少ないこと。。。今でもMacよりも酷いんですよ!!!!!!!!!!!Macで対応しているソフトや機器が少ないと嘆いている人に、一度Linuxを使ってみろと言ってあげたいです。幸いNetscapeの地獄から開放された事で、Linuxユーザーはw3mとかlnyxとか使う必要もなく、快適なFireFoxでWebも見れるし、pdfもオフィスソフトも扱えるようになりましたね。昔は技術者向けの色が濃かったのですが、Linuxもだいぶ使いやすくなってきたと思いますよ。フォント関連もWindows XPよりもUnicode対応して便利になりましたし。昔のlinuxはEUC系列なので注意が必要ですけどね。今時EUCなんて信じられませんよ、他のOSでみれない。

結論として、iphoneがすごいというのは結構だし、歴史的な理由もあるだろうけど、非マニアな人に向かって中傷するのは異常だと思う。あとメーカーはPCと一緒に使って便利をアピールするならいろんなOSに対応してくれい。

ipodがwalkmanを抜いた理由というのが、サポートするOSの種類であったと思うのです。Mac使っててもsony好きって人もいたわけですから。

auもdocomoも同じ理由でユーザーばなれしそうだなぁ・・・、ipodの時みたいに。